偽物はびこる万博か?!
5月1日から上海万博が開催されるのは有名な話だ。PRソング騒動など、「盗作」・「偽物」がキーワードとなるようなニュースをいくつか耳にしている。中国人の友人も、「中国が盗作や偽物というイメージを持たれてしまうのは非常に悲しいし情けない。せっかくの万博なのだから悪名高くではなく有名になりたい」と嘆いていた。
彼の期待を裏切るようなニュースが耳に入ってきた。大切なイメージキャラクターの偽物が出回っているらしいのだ。万博に来た記念にと、思い出作りやお土産としてイメージキャラクターを買って帰る人たちの気持ちを踏みにじってしまったとしか言いようがない。非常に憤慨すべきニュースだ。
偽物と本物の違いはあるの?
しかし、ここで憤慨ばかりしてはいられない。ではがっかりせずに済みためには?悪質なことに、偽物のキャラクター人形にもタグや商品説明の台紙に正式ライセンスを得た商品であると記載されているというのだ。これでは太刀打ちできないのか?
いやいや、これがあるのだ。関係者によると「公式グッズには、公式グッズにのみ貼られるライセンス承諾シールが貼られています。またヌイグルミの場合は、タグに印刷されている上海万博ロゴマークに緑とオレンジの2色を使っているのですが、偽物は緑しか使っていません。なにより、作りが荒いのですぐにわかりますよ」とのことだ。
万博の偽物事件からの教訓とは
ここで冷静に商品を見極める目が必要だ。筆者も偽物にだまされた経験があるが、「冷静に」考えるとおかしな話であったり安すぎたりした。安すぎる裏にはからくりがある。万博グッズの偽物に限らず、何事にも冷静な目で判断することが大切である。
上海万博公式マスコット「海宝」特集ページ