ちょっぴり切ない物語
4月28日、一匹の狼が七匹の赤ちゃん狼を産みました。野生の狼が7匹の赤ちゃんを産むことは珍しくありませんが、人に飼育されている狼が七匹の赤ちゃんを生み、その七匹がすべて生きているというのは非常に稀なことだそうです。
ところが母さん狼は今まで子供を育てた経験がなく、七匹も突然子供ができたため、おどろいて育児放棄してしまい、子供たちはミルクを飲めなくなってしました。
そこで動物園の飼育係の人たちは、同月26日に三匹の子羊を生んだ羊のミルクをその赤ちゃん狼にも分けてあげることにしました。羊と狼ではミルクのあげ方が違うため、始めのうちは狼がミルクを飲むのも、羊がミルクをあげるのも苦労したそうです。
母さん羊は子羊にも赤ちゃん狼にも平等に接し、10匹はまるで仲良し大家族のようだったそうです。
ところが6月5日、羊家族と赤ちゃん狼は突然離ればなれにされてしまいました。狼は大きくなるにつれ、野生の本能でお腹が空くと羊を食べてしまう可能性があるため、こうしなければならなないのです。赤ちゃん狼は、離ればなれになった檻の中でひどく鳴いたそうです。
そして6月11日から、動物園でこの狼の子供を見ることが出来るようになりました。
あかちゃん狼と母さん羊のお話、これでおしまい。
动物园上演“狼爱上羊” 羊妈带大7只狼